新型コロナウイルス抗体検査について

2021年9月現在、当院のコロナ抗体検査は、より精度の高い『中和抗体』の検査にシフトしております。
新型コロナ抗体検査(中和抗体)のページに移動ください。
※ 以下のIgG/IgMによる抗体検査は終了しております。

JAMA. Published online May 6, 2020. doi:10.1001/jama.2020.8259

新型コロナウイルス抗体検査について

大森町駅前内科小児科クリニックでは新型コロナウイルス抗体IgM/IgG検査をおこなっています。
人口全体の感染率を評価するサーベイランスや精度の調査の一環として行います。

Cellex社の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗体検査試薬キット(IgM/IgG両方検査)を導入しております。
イムノクロマト法を用いた迅速検査で、所要時間は約15分です。

これらの抗体は、発症してから(無症状であっても)2週間経過してから検出されるようになります。
症状が出てから2週間以内の場合は検出されない可能性もあります。

検査費用(自費)

検査費用(自費)10,000円(税込)

検査対応時間

平日18:00まで
土日・祝15:30まで

ご予約方法について

ご予約はLINEからお願いいたします。
(診療科から「自費PCR・抗体検査」を選び、診療内容から「新型コロナウイルス抗体検査」を選択してください)

新型コロナウイルス抗体検査Q & A

抗体検査とPCR検査の違いは何ですか?

とても簡単にまとめると、「PCR検査」は、「今」の感染を見ます。
「抗体検査」は、「過去(2週間以上前)」に感染したかを見ます。
「PCR検査」は熱や咳などの症状があり、自分が新型コロナウイルス感染者か心配、というときに用い、体内にウイルスがいるかどうかを調べます。
当院で受診当日に唾液PCR検査が可能です(結果が出るまで数日かかります)。
症状が出てから9日以内であれば、保険適応となり、PCR検査分の自己負担金はありません。
一方、「抗体検査」で調べるものは、ウイルスそのものではありません。
体内に入ったウイルスに対して、免疫が反応して作られる「抗体」を検出します。
IgG(アイジージー)抗体は、発症してから2週間以降に体内で作られます。
新型コロナウイルスに対する抗体検査はまだデータの蓄積が不十分であり、あくまで参考となります。
しかし、ある集団で、どのくらいの割合で抗体が検出されるか知ることは、現時点での人口全体の感染率の推測に役立ち、ある程度の意義があると考えらえます。

費用はどれくらいかかりますか?

10,000円(税込)です。

抗体検査の結果はいつわかりますか?

血液を採取し、キットに入れてから結果が出るまでの所要時間は約15分です。
ご受診いただいて、結果をお渡しするまでには、その他の準備等もありますので、30分から、最大1時間程度を見込んで頂ければ幸いです
結果説明については、抗体検査結果を記載した紙、および、その意味合いの解釈をご説明する紙をお渡ししますので、そちらを御覧ください。
(無償での提供となりますので、医師あるいは看護師から十分な時間を取ってご説明することはできません。ご理解ください。)

検査結果はどのように解釈をすればよいですか?


JAMA. Published online May 6, 2020. doi:10.1001/jama.2020.8259

ウィルスが体内に入り感染すると、免疫反応として抗体がつくられます。
感染初期段階では、まずIgM(アイジーエム)というタイプの抗体が出現し、遅れてIgG(アイジージー)というタイプの抗体が出現してきます。
IgG抗体は、2週間ほどで検出されやすくなり、その後数年持続します。
よって、結果が陽性の場合は、「2週間以上前のいつか」に感染していたこととなります。
陰性の場合は、少なくとも「2週間以上前には感染していなかった」と判断します。
※ 検査の精度には限界があり、この結果で全てを知ることはできません。
また、陽性であったからといって、今後絶対に感染しないわけではありません。
免疫反応を知る一つのツールとして用い、3密回避・マスク装着・ソーシャルディスタンス・手洗いやうがいの徹底を続けていきましょう。