海外旅行に行くときのPCR検査で知っておきたいこと

最終更新日:2021年11月9日
作成者:大森町駅前内科小児科クリニック医師

新型コロナワクチンの接種率が世界的に上がってきましたが、まだ感染者数のコントロールがついていない国もみられます。
2021年11月時点で、海外渡航に行くときは、多くの国で検査証明書(医療機関が発行するPCR検査陰性を証明する書類)が必要です。
日本から海外へ入国する・海外から日本に帰国する際どちらも求められます(一部、抗原検査でよい国もあります)。

渡航先の国・出国日が決まったら
PCR検査を受けよう

せっかく航空券のチケットを取ったのに搭乗・入国できなかったということのないように、しっかりと情報収集しましょう。

✔︎ポイント1 どの病院で検査を受けたらよいか
✔︎ポイント2 PCR検査の種類・検査方法
✔︎ポイント3 PCR検査をいつ受ければよいか
✔︎ポイント4 検査証明書のフォーマット
✔︎ポイント5 帰国後の隔離を短縮できるオプション

ポイント1 どの病院で検査を受けたらよいか

TeCOTに登録されている病院・クリニックで海外渡航前のPCR検査を受けるようにしましょう。

※ 中国渡航は、中国大使館が独自に指定する指定医療機関の検査が必須です。
※ ハワイ渡航は、ハワイ州が推奨する医療機関でのPCR検査を強く推奨しています。
TeCOT登録医療機関は全国にたくさんありますが、ハワイ州推薦・中国指定の医療機関は数が少ないです。

当院は、

  • TeCOT登録医療機関
  • ハワイ州・中国大使館指定の医療機関

です。

TeCOTってなに?


TeCOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)は、国が運営するサービスです。
「テコット」と読みます。
海外渡航、ビジネス渡航のためのPCR検査・検査証明を行う全国の医療機関を検索・予約できます。

TeCOT登録医療機関が発行した検査証明書でないと入国できない国も多くあります

こんな方にTeCOTはオススメ

・どこで海外旅行前の検査を受けたらいいか分からない
・デジタル証明書の発行を希望したい

※ デジタル証明書とは
署名・押印を検査証明書に求めていない国があります。
その場合、TeCOTで予約時にデジタル証明書の発行を希望すれば、検査証明データをスマホで受け取れます。
書類を取りに医療機関まで行く必要がありません。

しかし、TeCOTが少々使いづらい(とくに検索)・あまり認知されていない欠点があります。
そのため、当院のLINE予約から直接ご予約される方がほとんどです。

当院の海外渡航前PCRはLINEで!

ポイント2 PCR検査の種類・検査方法

PCR検査にはいくつか手法があります。
もちろん細かいことを知っておく必要はありません。
多くの国で、RT-PCR(reverse transcription PCRの略)が求められています。
当院ではこのPCR検査を「リアルタイム方式」で行っているため、「real-time RT-PCR」という記載がはいります。この記載ではじかれる国は2021年11月時点ではありません。
PCRの検査方法とは、検体採取方法のことです。

海外渡航のPCR検査においては、

唾液唾液を出す
鼻咽頭細い綿棒で鼻の奥をぬぐう
PCR検査の検体採取方法

の2種類を知っておきましょう。
唾液よりも鼻咽頭の方が検査の精度が高くなります。
そのため、唾液検体でよいと明記されている渡航先以外は、鼻咽頭の検査をお選びいただいた方が確実です。
ただし、鼻咽頭の検査は人によっては少し痛みがあります(数秒程度)ので、知っておきましょう。
当院ではどちらの検査方法も実施可能です。
海外渡航用のPCR検査は原則鼻咽頭から実施しておりますが、ご希望の方は唾液での検査も実施可能ですのでご安心ください。当日窓口で唾液希望のむねをお伝えください。

ポイント3 PCR検査をいつ受ければよいか

PCR検査を受けるタイミングも大切です。
以下の2つを必ずチェックしましょう!

  • 渡航先の国は出国前〇〇時間以内のPCR検査を求めているか
  • 検査した医療機関で検査証明書をいつ発行してもらえるか

当院は、土日祝を含む週7日海外渡航用のPCR検査を実施しております。
平日は検査当日に書類発行が可能です。

医療機関によっては、書類発行まで時間がかかる場合もありますので、フライト時間から逆算して余裕を持って検査を受けましょう。

当院は羽田空港の近くにあるため、遠方からお越しの場合、数日前泊して当院で検査・書類受取りをされてから出国される方にも多くご利用いただいております。

当院の陰性証明書発行スケジュールについて詳しくはこちら↓↓↓

ポイント4 検査証明書のフォーマット

こちらは少し手間がかかりますがとても大切なポイントです。
なぜなら、

  • 検査証明書に必要な記載内容が国によってバラバラ
  • 航空会社が独自に要件を求める場合がある

からです。

次の二つをチェックしましょう。

  • 渡航先の国の大使館のサイト
  • ご利用される航空会社のサイト

検査証明書に記載についてほとんどの国で共通して求められる要件は、

  • 英語(またはその国の共用語)で書かれていること
  • 氏名
  • パスポート番号
  • 国籍
  • 性別
  • PCR検査の種類(Real-time RT-PCR など)
  • 検体採取方法(鼻咽頭ぬぐい・唾液など)
  • 検体採取日時および結果判明日
  • 医療機関情報(病院クリニック名・医師名など)

といったものです。

媒体も、

  • 紙の原本が必要な国
  • デジタル証明書で良い国

に分かれます。

紙の原本が必要な国は、

  • 医療機関の押印(スタンプ)
  • 医師のサイン

が求められていることがほとんどです。

また最近は、QRコード付き陰性証明書を求める国・航空会社もあります。
検査証明書のQRコードを入国審査のときに読み取ると、デジタルに陰性証明書PDFデータにリンクする、というフォーマットです。
当院ではQRコード付き証明書にも対応しております。ご希望の方は、検査時に受付にお伝えください。
国によっては(イギリスなど)、実際にPCR検査の解析を行うラボ(多くのクリニックは外注であることが多いです)の名前や連絡先、解析に使っている機器の名前などの記載を求められる国もあります。
色々な要件が多く大変!どれが必要か分からない!という方も多いかと思います。
当院では、上に記載したすべての内容を基本フォーマットとして検査証明書を発行しております。

ポイント5 帰国後の隔離を短縮できるオプション

海外にいくのはよいけど、日本に帰国してからの隔離期間が長くてスケジュール管理ができない方も多いかと思います。
そのような方向けに、数日間ではありますが、帰国後の隔離期間が短くなるオプションがあります。
緩和陰性証明」とよばれ、帰国後の自宅待機中にコロナ陰性のPCR検査結果を証明することで隔離期間が短くなる制度です。

厚生労働省が指定する医療機関で検査した陰性証明が必要です。
当院は厚生労働省の指定医療機関ですので、緩和陰性証明のためのPCR検査をご利用いただけます。

詳しくはこちら

おまけ 新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)はどこでもらえますか?


2021年11月時点では、海外渡航における正式な英語ワクチンパスポートは、医療機関が発行するものではなく、自治体が発行するものです。
お住まいの自治体で海外渡航の予定がある方を対象にもらえます。住民票のある市区町村へ申請しましょう。

詳しくは以下へ