おとなも気を付けて!溶連菌感染症(症状・予防・治療法について解説)
当院でも、溶連菌感染症疑いの方が増えてきています。溶連菌と聞くと子どもの病気というイメージが強いですが、実はおとなも感染する可能性があります。
今回は溶連菌感染症の症状・予防・治療法等について解説いたします。
溶連菌感染症とは
溶連菌感染症は、溶血性レンサ球菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる感染症です。主にのどや口の周りなどの粘膜に感染し、感染拡大のリスクがあります。子どもや学校のクラスや集団生活の中で感染が広まることが多いです。
主な流行期
12月~7月上旬にかけてピークを迎えると言われています。
主な感染経路
飛沫感染(口や鼻から感染)
咳やくしゃみ等で飛び散った菌を吸い込むことで感染します。
接触感染(皮膚から感染)
皮膚と皮膚が触れたり、タオルや食器等を介して感染します。
潜伏期間
約2~5日程度の潜伏期間ののちに発症します。
一般的に子どもに感染しやすい病気ですが、おとなでも感染します。
一度感染して治っても、繰り返しかかります。
薬をきちんと服用すれば、24時間以内に感染力がほとんどなくなります。
主な症状
溶連菌感染症の一般的な症状には次のようなものがあります。
- 喉の痛みや赤み
- 発熱
- 口の中やのどに発生する赤い斑点(ストロベリー舌)
- 喉に白い膜が形成されることがある
- 咳やくしゃみ、鼻水
これらの症状が全て出現するわけではなく、人により症状は異なりますが、高熱やのどの痛みが出て、扁桃腺が腫れ、その後、全身に発疹が出たり、舌にイチゴのようなブツブツが現れるのが特徴です。
溶連菌感染症の検査
溶連菌感染症の検査は、のどの奥から綿棒で検体をぬぐい取るだけで簡単に行うことができます。
検査の結果も5分~10分くらいですぐに判明します。
溶連菌感染症の予防方法
溶連菌感染症の予防策には以下のようなものがあります。
- 手洗いの徹底
細菌の感染を防ぐために、こまめな手洗いを心がけましょう。 - 適切な咳エチケット・マスクの着用
咳やくしゃみをする際には、口や鼻をティッシュや袖で覆う、マスクを着用するなどしましょう。 - 共有品の衛生管理
タオルや食器、歯ブラシなどの共有品は定期的に洗浄・消毒するようにしましょう。
溶連菌感染症の治療方法
薬はペニシリン系やセフェム系の抗生剤が有効とされています。
薬をきちんと服用すれば、2~3日で症状がよくなります。
当院でも溶連菌感染症の検査と治療が可能です。
エキクリ各院では土日祝を含む毎日溶連菌感染症の検査・治療が可能です。
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