新型コロナウイルスの潜伏期間と感染経路

この記事は、
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症 診療の手引き
https://www.mhlw.go.jp/content/000936655.pdf
を参考に大森町駅前内科小児科クリニック院長が作成しています。

緊急事態宣言終了後、経済活動の再開に伴い、再度新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の「感染拡大」がひろまっています。
他者と接触する機会も多くなり、ご不安な方も多いとお察しいたします。

新型コロナウイルスの潜伏期間・感染可能期間

潜伏期間は、1~14日間とされています。曝露から平均5日程度で発症が多いです。
ただしオミクロンは潜伏期が 2 ~ 3 日、曝露から 7日以内に発症する者が大部分であるとの報告があります。
発症(症状がでる)前から感染性があることが特徴で、市中感染が広まりやすい原因と考えられます。
感染可能期間は、発症2日前から発症後7~10日間程度と考えられています。

Wölfel et al. Virological assessment of hospitalized patients with COVID-2019. Nature 2020.

新型コロナウイルスの感染経路

主に飛沫(ひまつ)感染でうつります。くしゃみはもちろんのこと、会話の際に排出されるウイルスを含んだ飛沫・エアロゾルの吸入が主要の感染経路と考えられています。
一定の距離をとることで、飛沫がとんでくるリスクを下げることができ、ソーシャルディスタンスが2メートルといわれる所以です。
接触感染もあると考えられますが、あくまで、飛沫感染の二の次です。
血液、尿、便から、感染性のあるウイルスが検出されることは稀のようです。

Wölfel et al. Virological assessment of hospitalized patients with COVID-2019. Nature 2020.

国内の発生状況

2021年末からオミクロン株の流行が確認されていますが、人工呼吸器を要するような重症者数は比較的少ないです。
ですが、70歳以上の高齢者について死亡者は過去最多です。

現在は全国的に感染者数は減少傾向にあるが、今後も注意が必要です。

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