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動悸・息切れが気になる:潜む疾患は?緊急性が高いのは?

年末になり、毎日あわただしく、動悸や息切れを感じたりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?動悸や息切れは日常のストレスや疲れによって健康な方でも一時的に発症することがあります。しかし、循環器や呼吸器の疾患が原因で起こることもあるため、注意が必要です。今回は、動悸・息切れの症状に潜むリスクや緊急性が高いのはどういうものかについて解説します。

動悸や息切れの症状が気になる方へ

動悸や息切れは日常のストレスや疲れによって健康な方でも一時的に発症することがあります。しかし、循環器や呼吸器の疾患が原因で起こることもあるため、注意が必要です。今回は、動悸・息切れの症状に潜むリスクや緊急性が高いのはどういうものかについて解説します。
以下のような症状が続く場合は、疾病の可能性が高いため、検査を受けることをおすすめします。

  • 咳・痰が続く
  • 体を動かすとすぐに息切れする
  • ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音がある
  • 冷や汗が出る
  • 呼吸がしづらい
  • 胸痛がある
  • 吐き気、嘔吐感がある

こういった症状が日常的に起きる場合には、何か病気が隠れている可能性が高まるため、医療機関を受診して検査することをお勧めします。

動悸とは?

心臓の拍動を強く速く感じる、脈拍が乱れる症状です。激しい運動ではなく、軽い運動や日常生活でも動悸が起こる場合、心臓の働きが悪くなっている可能性があります。心臓は血液を十分に送れていないと、拍動数を増やして不足を補おうとします。また、運動に関係なく、精神的なストレス、過労、睡眠不足、貧血やホルモンバランスの乱れによっても動悸は起こります。

不整脈

心臓は通常、1分間に60〜70回程度で規則的に収縮しますが、このリズムが崩れることを不整脈と呼びます。心拍数が多い、少ない、本来起こらないタイミングでの収縮など、さまざまなバリエーションがあります。不整脈は治療が必要な場合とそうでない場合がありますが、危険なものもあるため注意が必要です。

頻脈と徐脈


1分間の脈拍が50回以下の場合を徐脈、100回以上の場合を頻脈と呼びます。運動、精神的興奮、発熱などでも脈拍は自然と高くなりますが、これは生理的頻脈です。頻脈を起こす明らかな要因がないにもかかわらず、1分間の脈拍が120回以上になる場合は、病的な頻脈の可能性があります。

息切れとは?

激しい運動などによって身体中の酸素が足りないと感じると、体は無意識に息をたくさん吸い込むことで問題を解決しようとします。軽い運動で息切れがする場合は、心臓や肺の働きが悪くなっている可能性があります。

肺炎が原因

肺炎では発熱や⻩色・緑色の痰、息苦しさや胸の痛みが見られます。恒例の場合、免疫力が弱っていて肺炎に特徴的な症状が出ないことも多いです。「からだが異常にだるい」「はあはあと呼吸が浅い」など、息切れやだるさも肺炎に関連する症状です。

気胸が原因

自然気胸は何らかの原因で自然に肺に穴があいてしまい、空気が漏れ、肺が縮んでしまう状態のことを言います。息を吸っても空気が漏れてしまい酸素欠乏の状態になるので息苦しい症状が出ます。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)が原因

COPDは⻑年の喫煙習慣により肺に炎症が起こり、息が吐き出しにくくなる病気です。初期の場合、息切れはあまり出現しませんが、進行すると坂道をのぼるだけでも息切れするようになります。

緊急性の高い動悸・息切れは?

動悸・息切れとともに下記のような症状が出た場合には早期に医療機関を受診することをお勧めします。

  • めまい・ふらつき
  • 胸痛
  • 失神
  • 冷や汗
  • 吐き気・嘔吐感

心不全、狭心症・心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、高血圧症、低血糖症、甲状腺機能亢進症、バセドウ病、貧血などが考えられます。

動悸・息切れで受診した際におこなう検査は?

医療機関の方針や検査設備によっても異なる可能性はありますが、当院では下記のような検査を行います。

  • 血圧測定
  • レントゲン検査
  • 心電図検査
  • ホルター心電図検査
  • 血液検査

より詳細な検査が必要、高度医療が必要と判断した場合には専門の医療機関に紹介させていただき
ます。
動悸・息切れはストレスでも出現することはありますが、重大な病気の兆候として出る場合もあります。異常を感じた場合には放置せずに医療機関を受診し、相談しましょう。

当院でも動悸・息切れの相談や診察が可能です

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でも動悸・息切れの相談や診察をおこなっています。
全院、駅前で休日(土日祝)含む毎日診療しており、すべてのお時間で検査も対応しております。
隔離室も完備しておりますので感染症の流行期も安心してご受診いただけます。

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