大田区特定健康診査

大田区特定健康診査とは

テレビや新聞では、「特定健診」や「メタボ健診」といわれるものです。

対象者40歳〜74歳(大田区国民健康保険の加入者)※
費用無料
受診期間6月から翌年3月末まで
受診方法LINEで予約をお取りいただき、当日は「受診票」と「保険証」をお持ちください

対象の方には、大田区から受診票が送付されます(5月末から順次)。年齢は受診日現在ではなく、3月31日時点の年齢です。今年度中に75歳になる方は、誕生日の前日までに受診してください。また、特定健診の代わりに人間ドック受診助成を申請された方は、3月までに特定健診を受診できません。詳細は大田区のホームページ(https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/kokunen/kokuho/kensa_josei/tokuteikenshin.html)をご確認ください。

受診票が届いたら・・

申し込み

以下のLINE診療予約からご予約可能です。

当院ではLINEによる診療予約を導入しております。
LINEから予約のキャンセル・変更も可能です。

健診当日

受診票保険証をご持参の上、予約時刻に当院にお越しください。
コロナ期間中は、結果説明のために受診せず、自宅郵送も行なっております。
ご希望の方は、受診日に受付にお伝えください(※再検査・要精密検査であった方は、後日受診をお願い致します)。

健診結果説明 / 送付

♦︎ 約1〜2週間で結果説明をお受けいただけます。
♦︎ 肺がん検診を同時に受けられた方は、複数の医師によるレントゲン読影があるため1ヶ月ほどかかる場合があります。

年に1回、必ず受けましょう!!

特定健康診査(特定健診)は病気の早期発見・治療だけでなく、発症する以前の段階で異常を発見し、生活習慣改善などを「予防」することを目的としています。

症状がなくても、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状態にある人や予備群となっている方を早めにスクリーニングして、健康で長生きするために医療を提供します。

メタボリックシンドロームってなに?

内臓脂肪が増えることで起こる代謝異常です。
加齢に伴う体質の変化や不健康な生活によって、年々体の状態は変わっていきます。

高血圧症糖尿病脂質異常症などの生活習慣病をかかえることで、全身の血管(動脈)が硬くなり、動脈の内側にプラーク(ゴミのようなもの)が付いてきます。その間、特に症状はありません。
リスクが重なると、将来的に心筋梗塞(心臓の血管がつまる)、脳卒中(脳の血管がつまったり破れたりする)など、命に関わる疾患を引き起こす恐れがあります。
血液検査などで適切にお身体の状態を把握して、適切な治療を受けましょう。

メタボリックシンドローム判定基準

内臓脂肪型肥満(必須条件)男性腹囲85 cm 以上
女性腹囲90 cm 以上

高血圧血圧130 / 85 mmHg 以上 または治療中
高血糖空腹時血糖110 mg/dl 以上、HbA1c 6.0%以上 または治療中
脂質異常中性脂肪150 mg/dl以上、HDL39 mg/dl以下 または治療中

上記3項目のうち 

2つ以上該当メタボリックシンドロームです
1つ該当メタボリックシンドローム予備軍
該当なしメタボリックシンドロームではない

健診項目

全項目を実施します。一部の項目のみの受診はできません。

基本項目

1. 問診

生活習慣、今お困りの症状、治療中の病気やお薬など医師がお伺いします

2. 身体計測

身長・体重・腹囲を計測します。
BMI(=体重kg / 身長 m / 身長 m)を計算し、以下の通り判定します。

判定BMI
やせ〜 18.4
正常範囲18.5 ~ 24.9
肥満25.0 ~

3. 身体診察

貧血・黄疸、甲状腺腫大や足の浮腫がないかなど視診でチェックし、胸の聴診などを行います。

4. 血圧測定

健康診断で血圧が高い場合は、家庭血圧(ご自宅での血圧)の測定をおすすめします。
家庭血圧も高い場合は、血圧の治療をおすすめいたします。
普段の生活で気をつけることは、食事の塩分を減らす・禁煙・お酒を飲み過ぎない、といったことが大切です。

詳しくはコチラ(https://omorimachi.com/lifestyle/hypertension/)をご覧ください。

5. 血液検査(脂質検査、肝機能検査、血糖検査)

脂質異常、高血糖、脂肪肝などは、症状がないため、診察のみでは把握することができません。
血液検査でデータを確認し、必要があれば、再検査・精密検査など適切な対応をご提案します。

6. 尿検査

尿の中に、糖・たんぱく・潜血などが含まれているかを調べる検査です。
ご負担のない検査で、糖尿病や腎臓の障害などに気づくことができます。

追加項目(医師の判断により追加できます)

  • 心電図検査
    心臓の電気の流れを確認する検査です。メタボリックシンドロームが進行して動脈硬化が進むと、心臓の血管(冠動脈)の流れが悪くなり、心筋梗塞や狭心症の発症につながります。糖尿病の方は、胸痛などの症状が出ずに、知らないうちに心筋梗塞を起こす事もあります。
    そのほか、不整脈の確認を行います。
  • 胸部X線検査
  • 眼底検査(他院をご紹介いたします)
  • 血液検査(貧血検査、腎機能) 

がん検診・肝炎ウイルス検診

対象となる大田区民の方に、以下のがん検診、B型・C型肝炎ウイルス検診を行います。

大田区特定健康診査・長寿健康診査と同時受診できます

検診の種類対象実施期間検診内容自己負担額
(免除あり)
予約受付開始日
肺がん40歳以上7月1日から翌年2月末問診
胸部レントゲン検査
必要に応じ痰の検査
500円
(喀痰検査実施の場合 : +500円)
6/29
大腸がん40歳以上7月1日から翌年2月末問診
便潜血検査
(2日間便を採取する方法)
200円6/29
前立腺がん60歳、65歳、70歳の男性6月1日から翌年3月末問診
血液検査
(PSA)
500円5/26
B型・C型肝炎ウイルス40歳以上で過去に受診歴のない方6月1日から翌年3月末問診
血液検査
無料5/26

備考 : 年齢の考え方…実施年度4月1日から3月31日までの誕生日における年齢

※以下の方は自己負担が免除となります。

(1) 75歳以上の方(昭和20年3月31日以前生まれ)の方

健康保険証等を実施医療機関に提示してください。

(2) 生活保護受給中の方

「生活保護受給証明書」原本を実施医療機関に提出してください。

(3) 中国残留邦人等支援給付受給中の方

「本人確認証」を実施医療機関に提示し、写しを提出してください。

『大田区の助成』健康診断関連ページ

人間ドック受診助成制度

特定健診の代わりに人間ドックを受ける場合は費用を8,000円まで助成されます。
4月1日時点で大田区国保に加入しているなど条件があります。

39歳以下の方の健診

18歳から39歳で職場等の健康診査を受診する機会のない区民を対象とした健診です。
生活習慣病予防、健康の保持・増進のためにご活用ください。

がん検診等